こんにちは、まっしゅです。
私はコミュ障なうえ「けっこう自分は頭がいい」と思っていたので(今思えば非常にイタい…)離婚調停は自分一人で戦おうと思っていました。
しかし、離婚するためにはさまざまな法律問題を解決していかなければならず、けっこう早い段階で”限界”を感じ、結局法テラスを利用。

離婚調停に際して「弁護士はつけたほうがいいですか?」と聞かれると、私は「つけなくてもよい」と答えますが、ある程度の知識と自信は絶対に必要。
なので、弁護士をつける予定がない場合でも、可能であれば1度は弁護士に離婚相談をすることをおすすめします。
離婚となれば、経済的不安が増すため「離婚相談の費用が心配、できればお金をかけたくない」という方も多いですよね、私もそのタイプでした。
しかし、「法テラス」なら無料での離婚相談が可能。
そこで本日は、無料で離婚相談ができる法テラスについて…
- 法テラスでの離婚相談方法
- 離婚相談時の持ち物
- 離婚相談時の服装など注意点
を体験談を含めながら解説していきます。
「離婚したい」と思ったら、一歩踏み出すことが大切。

法テラスでの離婚相談方法は意外と簡単!気軽に利用してみよう
私は、離婚しようと動き始めてから3人の離婚経験者にいろいろ相談していたのですが、3人から法テラスでの離婚相談をすすめられたので私は素直に従いました。
法テラスとは
法テラス(日本司法支援センター)とは、総合法律支援法に基づき、全国どこでも、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供が受けられる社会の実現を目指して設立された法人で、国民向けの法的支援サービスを提供する機関です。
民事・刑事を問わず、情報提供のほか、民事法律扶助(費用援助)も行っています。
資力の乏しいかたへの無料法律相談(資力制限あり)もご利用いただけます。
法テラスでは離婚の無料相談が可能。
資力制限(裕福な方は利用不可能)はありますが、手取りが182,000円以下(東京・大阪などは200,200円以下)という条件に加え、家賃・住宅ローンを支払っている場合最大で41,000円(東京・大阪などは53,000円)加算できるため、門戸は広い方だと思います。
※離婚案件の場合収入は本人の収入のみで計算
条件にあてはまるか不安な方は、法テラスの公式サイトで必要事項を入力すると、離婚の無料相談が受けれるかその場で判定できます。
気になる方は「🔗要件確認体験ページ」にて必要事項を入力し、確認してみてくださいね。
法テラスの無料相談は3回まで
法テラスの無料法律相談は、同一の問題につき1人3回まで1回30分程度と決まっています。
なので、一気に3回使わず、調停前・調停中・調停後・裁判前・裁判後・提出書類作成時など本当に必要なときに使えるよう余裕を持って利用することがポイント。

法テラスで離婚相談する方法
法テラスは各都道府県に数か所しかなく、家から遠い場合もありますよね。
そんなときは、法テラスと提携している弁護士事務所での離婚相談も可能。
法テラスの無料離婚相談が利用できる弁護士事務所は各地域の法テラスページ(🔗法テラス所在地一覧)に掲載されているので、お近くの(できれば離婚調停の経験値が高い)弁護士事務所を利用してみてくださいね。
※提携弁護士事務所に直接問い合わせる場合は必ず「法テラスの無料相談を利用したい」と伝えましょう。
また、法テラスは土日祝日休業している地域が多いですが、弁護士事務所なら土日祝日も対応可能なところも多いです。

離婚に関するアドバイスがほしいなら「法テラス離婚相談受付電話/メール」を利用してみよう
- 法テラスの無料離婚相談を使うべきかどうか悩んでいる
- パートナーに○○されたけど離婚時有利になるか
など、離婚相談ではなく「思うように離婚するために役立つ情報」を得たいときは、法テラスの無料相談電話orメールを利用するのが便利。
(ただ、電話はなかなかつながらなくて苦労したので、急ぎでない方はメールの方がストレスが少ないかもしれません)
ちなみに、私の電話を受けてくれた方は非常に聞き上手。
子供が小さくて長時間家を空けたくない等々わがままを言ったのですが、「そうですよね」と寄り添ってくれて、とても気持ちよく会話できました。
なお、メールを利用した場合、返信に2~10日程度かかることが多いようです。

電話番号:0570-078-374(おなやみなし)
電話受付時間:平日9:00~21:00/土曜日9:00~17:00
メール受付サイト:https://www.houterasu.or.jp/cgi-bin/formmail/formmail.cgi?d=toiawase
メール受付時間:24時間
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法テラスで満足のいく結論が出なかったけどもっと無料で離婚相談がしたい…
法テラスでの離婚相談は1人3回まで1回につき30分とたった90分しか利用できません。
そのため、不完全燃焼なまま仕方なく弁護士事務所に相談を依頼する方も多いです。
しかし、弁護士事務所に依頼するとけっこうな時間と費用が必要になるため、よりスムーズに離婚問題を解決できる”自分に合う”弁護士を選ぶことが大切になってきます。
弁護士を変える人多数
莫大な費用をかけて弁護士を雇ったのに、なかなか思いが通じず新たに別の弁護士に依頼したという人は意外と多いもの。
しかしそうなると初期費用は2倍…弁護士との契約はよっぽどのことがない限りクーリングオフできないのでなかなか厳しいです。
※あまりにも能力が劣っている等問題がある場合は着手金の返還を求めることはできます
依頼人と弁護士との契約は、委任契約ですので、法律上は、依頼人も、弁護士も、いつでも解除(解約)できます(民法651条1項)。弁護士を代えることは法律上自由ですが、しかし、依頼人は、新しい弁護士に、さらに、着手金を支払う必要があります。
現在の弁護士を断る理由ですが、気が合わない程度では着手金の返還はされないでしょう。依頼した後でも、次のように(弁護士に問題がある)理由がある場合は、弁護士を代えるべきです。その場合、着手金の返還も求めましょう。
- 弁護士が能力不足で、問題を理解していない。
- 弁護士が忙し過ぎて事件処理ができない。
- 弁護士が懲戒処分を受けて、仕事ができない。
引用元:河原崎法律事務所
法テラスで離婚相談するとき準備する物・持ち物・服装
法テラスに行くにしても弁護士事務所に行くにしても、離婚相談時はいろいろな思い・感情があふれてうまく話せなくなることが多いです。

私は弁護士事務所にて法テラスの無料相談を利用したため、泣いてしまった時間はノーカウント、担当弁護士の次の予定まで時間があったため、1時間ちょっと面談してもらえました。
しかし多忙な弁護士の場合、予定時間が来たら「はい、おしまい、続きは次回ね」ということも多いよう。
離婚相談時はしっかり持ち物・準備物を確認し、時間を無駄にしないよう努めましょう。
離婚相談時の持ち物リスト
- 身分証明書(運転免許証・健康保険証など)
- 印鑑(認印でOK・念のため)
- 裁判所から届いた書類(調停申立書や呼出状など)
- 裁判所に提出した書類の控・コピー(調停申立書や個別に送ったものがあれば)
- 離婚原因に関する証拠書類(不倫なら証拠写真類、DVなら診断書など)
- メモ帳
- スケジュール帳
- 筆記用具
- ボイスレコーダー(※使用時は必ず事前に許可を取る)
- 質問したいこと・相談したいことリスト
質問したいこと・相談したいことリストは箇条書きがベスト
私は離婚相談時はじめて弁護士事務所たる場所に足を運んだのですが、事務所内は意外とざわざわしていて。
怒鳴り声が聞こえてきたり、すごく不安そうな表情でベンチに座っている人がいたり、弁護士事務所に入るまでは落ち着いていた私も、急にそわそわしてきました。
そして初対面の弁護士とのやりとり。
緊張してメモを取っていなかった雑談部分は何を話したかほとんど覚えていません。
なので、質問したいこと・相談したいことはしっかりメモして持参しましょう。
メモ準備のコツ
- 質問・相談項目は箇条書き
- 各項目にメモが書けるよう、項目間は広めに空けておく
- 質問・相談項目は優先順位が高いものから順に書く
- 話が反れないよう、優先順位が低いものや関係のないもの(区役所等で相談すれば済むことなど)はメモに書かない
なお、離婚前に争うのはだいたい「慰謝料」「財産分与」「養育費」「親権」「婚姻費用(別居時の生活費について)」といった項目。
疑問点がなくても、これらについては自分の希望を定めておきましょう。
弁護士は営業マン
私が離婚したとき揉めたのは(私はサレ妻です)、慰謝料と養育費でした。
私の担当弁護士は「慰謝料500万円はかたい!養育費10万は余裕」といった感じでまくし立ててきたものの、結局「慰謝料300万円・養育費は6万4千円→のちに調停で5万円まで引き下げ」という決結果になりました。
無料相談時の弁護士は契約促進の”セールストーク”をすることも忘れないでくださいね。
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服装は自由だけど印象を左右することを忘れずに
法テラスを使うにしても、弁護士事務所を使うにしても、基本的に服装は自由。
Tシャツ×デニム、作業着、会社の制服などいろいろな服装を見かけましたが、可能であれば真摯な気持ちを表す服装を心がけたいものです。
仕事中時間をもらって法テラスに行く方もいると思いますが、
- ボサボサ頭にサンダル履きで首にタオルをぶら下げたAさん
- 髪の毛が整っていてスニーカー履き、タオルをたたんで手に持っているBさん
弁護士が力になりたいと思うのはどちらでしょう。
※あくまでもイメージです
弁護士も人間です。
同じ無料相談とはいえ、熱量は相手によって異なるもの。
少しでも力になりたいと思ってもらえるような服装で向かいましょう。
無料法律相談を賢く使ってコスパのよい離婚を成立させよう
法テラスの無料離婚相談は約90分でおしまいです。
「つらい」「悲しい」「不安」といった感情に基づいた話をしているとあっという間に時間が終わってしまうので、離婚相談時はできるだけ感情は抑え、「思いを伝える場ではなく情報を得る場」と割り切って臨みましょう。
私の場合、法テラス経由の無料弁護士相談1回のみで(養育費は若干妥協したものの)ほぼ私の希望通りの離婚ができました。
離婚は不安ですし失敗したくないと思うといろいろ考えてしまいます。
しかし、現代はインターネット上にも有益な情報がたくさんあるもの。

私のまわりで離婚した人たちは、調停離婚・協議離婚ともに弁護士を雇った人はうちの前夫のみです。
一度弁護士に相談すると言葉巧みに「契約しなきゃ」と思考を誘導されますが、ほとんどの弁護士事務所は「初回相談無料サービス」があるので、そういったものをうまく活用していくのも手。
離婚後、もっとも大変になるのはお財布事情です。
「私ってケチかな…」と思っても、背に腹は代えられません。
少しでも明るい未来のために、かしこく離婚準備を進めていきましょう。
・・・
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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