【子持ちの場合】離婚のタイミングは”今すぐ”じゃない!入念な準備で後悔のない離婚をしよう
こんにちは、スーパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。
私は「離婚しようかな」と思ってから離婚成立まで、8年かけました。
「8年かかった」のではなく「8年かけた」のです。
というのも、子持ちの離婚はリスク大!
どれだけ財力があろうと周りの協力があろうと、シングルマザーの生活はとにかく大変なのです。
こんにちは、スーパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。
私は「離婚しようかな」と思ってから離婚成立まで、8年かけました。
「8年かかった」のではなく「8年かけた」のです。
というのも、子持ちの離婚はリスク大!
どれだけ財力があろうと周りの協力があろうと、シングルマザーの生活はとにかく大変なのです。
私は「離婚したいかも」と意識し始めても、実際の離婚日は1年以上先にすべきだと思っています。
※DV等の被害や金銭問題など急務な場合を除く
私のように8年のんびり離婚せずに待つのはしんどいので、まずは1年程度。
私が準備したこと・考えたことを参考にして、子供と自分のしあわせのためにできる準備をしっかりし、「子持ち離婚をしても大丈夫な環境」を整えてみませんか。
超大事】パートナーからの暴力等”被害”がある場合は即避難
子持ちだろうがそうじゃなかろうが、今現在パートナーからの暴力(言葉の暴力も含む)や金銭トラブルなど、大きな心身ダメージがある場合。
その場合は離婚のタイミング云々考えず、まずはそこから逃げることを考えましょう。
健康を害しては、離婚後しあわせを手に入れてもそれを謳歌できない可能性が高くなってしまいます。
また、お母さん・お父さんが心身ともに弱っていく姿を子供に見せることも極力避けたいもの。
DV・パワハラ等パートナーによる暴力を受けているなら、各市区町村に設けられている相談窓口(電話・FAX)を利用してみましょう。
また、だらだら婚姻生活を続けることで借金等が増え、あなたがその連帯保証人になっている場合も要注意。
仮に連帯保証人になっていなくても、「夫婦の生活のための借金」なら、離婚後も借金を負い続ける可能性があります。
元配偶者が、夫婦の生活のために借金をしていた場合は、あなたにも返済義務が生じることがあるのです。
なぜなら、夫婦の一方が夫婦の共同生活を営むために必要な買い物をした場合には、その代金について他方配偶者も支払う責任があることが民法で定められているからです。
この支払い責任のことを「日常家事債務」といいます。出典:『借金がある夫(旦那)と離婚するための8つのこと~配偶者の返済義務も解説』LEGAL MALL 監修者:萩原達也弁護士
その場合は早めの離婚決断と弁護士等への相談がおすすめです。
もちろん、借金関連の相談は各弁護士事務所のほか法テラスでの相談が可能。
法テラスの使い方については以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
→【法テラス】弁護士は意外と適当!ビジネスであることを忘れずに
また、最近はココナラ で離婚や借金の相談をする人が増えています。
ココナラなら匿名でもOK。
とりあえず現状をプロにチェックしてほしい方は、ココナラでの相談もおすすめです。
【体験談】私は不倫発覚時「8年後に離婚しよう」と決めた
私は次女妊娠中にはじめて不倫され、そのときはじめて「離婚しよう」と考えました。
ただ、考えれば考えるほど子連れ離婚後の生活に不安を感じ、今は離婚できないと判断。
その後いろいろなことを考えて「8年後」という離婚時期の目標を立てました。
その時考えたのは…
- 入園希望の幼稚園が父親参加の行事が多い園だった(最短で7年後に完了)
- 小学校のPTA役員(出ごとが多い)を在学中必ず子供1人につき1回しなければならず、夫がいた方が助かる(最短で8年後に完了)
- 当時在宅ワーカーをはじめたばかりで、5年もすれば軌道に乗るかな?という予測。その間コツコツ貯金(へそくり)
- 娘が2人とも小学生になったらフルタイム勤務がしやすい(最短で7年後に始動可能)
- 3年以内にマイホームを建て引っ越しすることになっていたので没にしたくない
といった感じで、8年後が最高の離婚タイミングだと思っていました。
ただ、もし我慢の限界が来たら8年後を待たずに離婚するつもりでいたので、離婚届は即準備。
(参考:【離婚届3つの入手方法】ダウンロード印刷やメルカリでの購入も人気 )
いつでも離婚ができるよう、生活のためという名の節約をはじめ、コツコツへそくりをためていきました。
しかし不思議なもので「いつでも離婚できる」と思ったら、前夫の理不尽な行動も我慢できることが増えて。
あっという間に8年経過、思い描いた通りのタイミングで離婚できました。
もし離婚を思い立った日、急ぎ離婚準備をはじめていたら…やはり今のように落ち着いたシングルマザーライフは送れていなかったと思います。
離婚を8年も待てとは言わないので、とにかく冷静に離婚タイミングを見極め、急ぎすぎないことが大切だと思っています。
離婚理由は何であれ、結局大変なのは子供を連れて離婚したサイド。
少しでも負担が減るように、そして子供の笑顔が増えるように、したたかにズル賢く離婚準備を進めていきましょう。
【年齢別】子持ち離婚で気をつけたいポイント
結婚も離婚も夫婦2人で勝手に決められますが、子供がいるなら別。
やはり離婚で一番傷つき負担を強いられるのは子供です。
「子供にとって今は離婚してもよいタイミングなのか」
余裕があるなら、子供目線でも現状を確かめ、子供にとって1mmでもストレスが減るような離婚タイミングを見極めましょう。
【子供の年齢:0歳~5歳】子連れ離婚で注意すべきこと
子連れ離婚時、子供の年齢が0歳~5歳の場合、気をつけたい点は次の通り。
- サポートしてくれる親・親戚などが近くにいるか
- 近くに家族がいないなら、自治体等のサービスを利用し、自分に万一があったときのサポート体制が整えられるか
- 保育園/幼稚園の延長保育に空きがあるか(場合によっては転園を検討しましょう)
- 職場はシングルマザー・ファザーへの理解があるか(場合によっては転職を検討しましょう)
この時期の子供は体調を崩しやすく不安定。
「ひとりで子育てができる環境」を整えるというよりも、「自分や子供に何かあってもカバーできる環境」を整えることが大切です。
ちなみに私が離婚前に勤めていた会社は「シングルマザーということが周りにバレないように」と言われて…。
しかし子供の体調不良による休みが増えバレてしまい…即解雇されました。
「うちの会社はシングルマザー・ファザーでも大丈夫かな?」と不安になった場合は、実際にシングルマザー・ファザーが在籍していないか確認を。
できない場合は、人事や上司に離婚する旨を伝え、環境が変わることを相談しておきましょう。
【子供の年齢:小学生・中学生】子連れ離婚で注意すべきこと
子供が小学生・中学生になると両親の離婚は理解できますし、自分がおかれた状況もわかります。
ただ、在学中に苗字が変わることを嫌がる子供もいるので要注意。
私の娘も苗字が変わることを嫌がったので、「離婚の際に称していた氏を称する届」を離婚届と一緒に提出し、今も前夫の苗字を親子で使っています。
また、15歳を超えると子供自身で「親権者」を選べるようになります。
子供があなたを選ぶかもしれませんが、選ばないかもしれません。
子供が親権者を選ぶ際は、経済状況や性格等は一切加味されないので覚悟が必要です。
逆に子供が14歳のタイミングで離婚を考えていて、相手方に親権を取られそうな場合は15歳まで待つという選択肢も。
小学校高学年にもなればいろいろなことがわかってくると思うので、子供の意見を聞きながらベストな離婚タイミングを見出すのもおすすめです。
【子供が受験生】子連れ離婚で注意すべきこと
子供が受験を控えている場合、離婚による引っ越しや苗字の変更を考慮しなけらばならないため、離婚するのは我慢したほうがいいという意見が圧倒的に多いです。
また、離婚は子供にとってストレスになりがち。
ただでさえ受験のプレッシャーがあるなか両親が離婚するとなると、子供は精神的に参ってしまいます。
子供の受験が終わるまでは(どんなにパートナーに腹が立っても)喧嘩は極力控え、落ち着いた家庭環境を築いてあげたいものですね。
【子供次第では】事前に離婚してよいか話し合うという選択肢
私はずっと「離婚したい」という話を子供にはしていませんでした。
しかし次女が小学2年生、長女が小学3年生の夏ごろから前夫の態度が急激に悪化してきた際に子供にはほんのりと「3人家族になったら楽しそうじゃない?」と話しはじめました。
幸い(というとちょっと違うのですが…)前夫は子供たちに興味なし。
子供たちも好き勝手ふるまう前夫に苦手意識を抱きはじめていたので、子供たちは離婚に反対することはありませんでした。
「お母さんが必ず今よりもあなたたちをしあわせにするから」
そう話したとき、
「がんばって、私たちもがんばるよ」
と言ってくれて。
私は娘たちのその言葉と強いまなざしに力をもらい、今でもそのシーンを思い出しては自分を奮い立たせています。
なので「離婚する」と決めたなら、子供たちに少しずつ話しながらタイミングを見極めるのも一つの手だと思います。
子連れ離婚を決めると強くなるママは多い
「離婚したいんだけどどう思う?」そんな質問をしてくるママは正直とても弱々しくて「本当にシングルマザーとしてやっていけるの?」と不安になります。
一方、「離婚することにしました、まず何をすればいいですか?」と質問してくるママはみんなすごく強い!
アドバイスを求めた側なのに私が満足のいく回答をしないと反論してくるし(笑)、言うことがどれも筋が通っていて、「この人はきっと子供を幸せにできるな」と感じます。
しかしもとはみんな誰かと結婚した女性、スタートラインは同じなのです。
つまり、離婚を迷っている間は誰だって不安で弱くて危なっかしいですが、離婚を決めればほとんどの人が強くてかっこいいママに生まれ変われると思うんです。
私も「離婚しよう」と前々から決めていたものの、時に迷ってお酒におぼれたり、夜な夜な泣きながら匿名掲示板に不安を吐露した過去があります。
しかし離婚するために調停を申し込むことを決め、両親に離婚することを話してからの私は強かった!!
たまにモヤモヤが爆発して真夜中ランニングにでかけたり、無心に筋トレをしたりしましたが、悲しい涙はほとんど流しませんでした。
離婚に対するイメージは未だ”負”の要素が多いですが、離婚というゴールに向かって走り続け、そこから新たなスタートを切った女性はみんなかっこいいです。
(だからバツイチ女性はモテるんだと思います)
「私は離婚しても大丈夫かな?やっていけるのかな?」という不安を前に足踏みし続けていてはなにも変わりません。
- 弁護士に相談する
- 離婚後の生活について調べてみる
- 友達・両親に離婚したいことを話してみる
など、何でもいいので一歩離婚に向けて踏み出してみましょう。
その時の自分の感情と向き合って「今が離婚のタイミングではないかも」と感じれば、したたかに離婚後の幸せのための準備をはじめればいいと思います。
逆に「今しかない!」と思ったら、急ぎ法律等を調べ、少しでも自分と子供が有利になるような離婚条件を考えてみましょう。
離婚はどれだけ準備をしても心身ともに疲れるもの、せめてタイミングだけは図ろう
離婚はどれだけ相手に非があったとしても、たいへんな労力を要し心身ともに疲弊してしまいがち。
先日まで”永遠の愛”を誓った者同士が憎みあい、罵りあい、争いあうのですから、それは仕方ないことなのです。
ただ、その負担を少しでも軽くするのに”離婚のタイミング”選び、そしてそのタイミング通り離婚することは非常に効果的。
離婚を言い出されてしまっても、ある程度タイミングはコントロールできます。
少しでも心身・そして子供の負担を減らせるようベストな離婚タイミングを見極め、たとえ相手が離婚を急かしても論破し自分の意見を押し通す覚悟を決め強い心で戦っていきましょう。
・・・
離婚は本当に、本当に、本当に!!疲れます。
自分が健康でいられるように、子供たちにあまり心配をかけないように、どうしようもないときは医療機関でカウンセリングを受けたり、自分へのご褒美をたくさん用意したり、自分を労わりながら戦ってくださいね。
そして「食べる」「寝る」ことは「離婚について悩む」より優先してください。健康第一です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。