こんにちは。
離婚を思い立ってから実行するまで8年かかったシングルマザーのMASH(まっしゅ)です。
私は「離婚したい」と相談を受けることが多々ありますが、相談してくる人はみんな異常なまでに離婚を急ぐ傾向があります。
しかし、「離婚したい→即離婚」となると、後々後悔することが多いので要注意。

ここでは子供がいる場合に限ってお話をしますが、シングルマザーになるといろいろと本当に大変で。
1日36時間くらいほしいし睡眠時間が惜しくなるほどやるべきことに終われる日もあります。
できるだけ(どんなに夫のことが嫌いでも)夫の力を借りれる間に”やらなければならないこと”を済ませ、シングルマザーになってからの悩み・不安を減らす努力をしましょう。
目次
【まずはじめに】パートナーからの暴力がある場合は即避難を
子供がいようがいまいが、パートナーからの暴力(言葉の暴力も含む)がある場合は、離婚のタイミング云々考えず、まずは避難することを考えましょう。
パートナーによる暴力の相談窓口(電話・FAX)は各市町村に設けられており、24時間対応の地域も多いです。
市町村の相談窓口に連絡しづらい場合は、内閣府にも「DV相談+」というサービス(電話・メール・チャット)があるので積極的に利用しましょう。
「これって暴力かな?」というレベルで連絡しても大丈夫。
とにかくあなたの身の安全を確保する術を探りましょう。
DV相談+
電話(24時間対応)0120-279-889
メール(24時間対応)こちらから
チャット(12:00~22:00)こちらから
詳細は→内閣府DV相談+公式サイト
(Supported language:日本語/English/Tagalog/ไทย/Español/中文/한국 · 조선어/Português/नेपाली भाषा/Tiếng Việt/Bahasa Indonesia)
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私は不倫発覚時「8年後が離婚のタイミング」と決め耐え抜いた
私は次女妊娠中に(おそらく)はじめて不倫され、そのときから常に「いつかは離婚しよう」と考えていました。
ただ、育児に関しての不安は尽きず「次女が小学2年生になったら離婚しよう」と決め、その間は何度不倫されようが義母・義姉にいじめられようが、耐え抜き予定通り次女が小学2年生の3学期、離婚に至りました。
私が離婚のタイミングを”次女が小学2年生になったら”と決めたのか。その理由は…
- 入園希望の幼稚園が父母参加の行事が多い園だった
- 小学校のPTA役員を6年間で1回しなければならず、夫がいた方が動きやすいと思った(長女・次女ともに1年次で役員をしました)
- 夫が私名義の車を使っていたので次女が2年生になるころ乗り換えれば名義変更の手間を省ける
- 次女が幼稚園に入園して働き始めれば小学2年ごろには仕事にも慣れ収入も安定しているはず
といった感じで、今思えばよくここまで冷静に離婚のタイミングを考えられたな…と自分でもズルい女だなと思います。
ただ、しっかり離婚のタイミングを見極めたおかげで(その間、夫は私が離婚したいと思っていると気づかなかったおかげで)、幼稚園生活も楽しく送れ、私の”シングルマザーになることに対する不安”はかなり薄れました。
もし次女妊娠中、不倫に気づいたタイミングで離婚の準備をはじめていたら、おそらく希望していた幼稚園にも入れず、頼れる親もいないので、今よりとてもたいへんな暮らしをしていたと思います。

まず第一に考えたい、子供にとって一番負担の少ない”離婚のタイミング”とは
結婚も離婚も夫婦2人で勝手に決められますが、子供がいるなら別。
やはり離婚で一番傷つき負担を強いられるのは子供です。
「子供にとって今は離婚のタイミングなのか」よく考えて、ベストなタイミングを見極めましょう。

子供の年齢が0歳~5歳の場合に配慮すべきこと
「子供が0歳~幼児のころは、子供が両親の離婚を理解できないから早く離婚したほうがいい」
そんなことを言われたことがあります。
しかし、子供は「両親が離婚した」ことは知るべき事実なので、一つの選択肢としては”アリ”だと思いますが、「早く離婚したほうがいい」という意見には納得がいきません。

離婚をするなら、そのことを子供がきちんと納得するまで説明する義務が私たちにはあると思います。
シタ妻・シタ夫で再婚の予定があるなら急いだほうが新しい家族としてスタートしやすいかもしれませんが、そうでないなら「ごまかすために早く離婚する」というのは得策ではないというのが私の考え。
たとえ子供が離婚の意味を理解できなくても、離婚の事実を誠意をもって伝えたいですね。
そしてこの時期の子供がいる環境で離婚するなら、
- サポートしてくれる親・兄弟が近くにいるか
- いないならサポート環境を整えられるか
- 保育園/幼稚園の延長保育に空きがあるか(場合によっては転園を検討しましょう)
- 職場はシングルマザー・ファザーへの理解があるか(場合によっては転職を検討しましょう)
といった点を考慮し、「ひとりで子育てができる環境」が整ってから離婚に踏み切りましょう。
子供が小学生・中学生の場合に配慮すべきこと
子供が小学生・中学生になると両親の離婚は理解できますし、自分がおかれた状況もわかります。
ただ、在学中に苗字が変わることを嫌がる子供もいるので要注意。
私の娘も苗字が変わることを嫌がったので、「離婚の際に称していた氏を称する届」を離婚届と一緒に提出し、今も前夫の苗字を親子で使っています。

夕方以降に会合を行う小学校もあるので、シングルマザーにとってPTA役員は負担になりがちなので、進学先の状況をよく調べておきましょう。
離婚時に苗字を変えない方法
【まずは親の手続きをする】
役所で「離婚の際に称していた氏を称する届」をもらう
※上記リンクからダウンロード可能※書き方はこちら
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離婚当日~3か月以内に役所に本人が印鑑・戸籍謄本(本籍地の役所に提出場合は不要)を持参し届を提出
【続いて子供の手続きをする】
家庭裁判所に以下のものを持参する
- 「子の氏の変更許可申立書」※リンクからダウンロード可能※書き方はこちら
- 申立人(子供)の戸籍謄本
- 母および母の離婚の記載がある戸籍謄本
- 子供1人につき800円の収入印紙
- 郵便切手(即日交付の場合は不要・必要な金額は家庭裁判所に確認・家庭裁判所内で購入できることもあります)
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審判書の発行
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審判書・子供の入籍届・父および母の戸籍謄本(本籍地に提出する場合は不要)を役所に提出
子供が受験生の場合に配慮すべきこと
子供が受験を控えている場合、離婚による引っ越しや苗字の変更を考慮しなけらばならないため、離婚するのは我慢したほうがいいという意見が圧倒的に多いです。
また、離婚は子供にとってストレスになりがち。
ただでさえ受験のプレッシャーがあるなか両親が離婚するとなると、子供は精神的に参ってしまいます。

事前に子供と話し合うという選択肢もおすすめ
私はずっと「離婚したい」という話を子供にはしていませんでした。
しかし次女が小学2年生、長女が小学3年生の夏ごろから前夫の態度が急激に悪化してきた際に子供にはほんのりと「3人家族になったら楽しそうじゃない?」と話しはじめました。
幸い(というとちょっと違うのですが…)前夫は子供たちに興味なし。
子供たちも好き勝手ふるまう前夫に苦手意識を抱きはじめていたので、子供たちは離婚に反対することはありませんでした。
「お母さんが必ず今よりもあなたたちをしあわせにするから」
そう話したとき、
「がんばって、私たちもがんばるよ」
と言ってくれ、私はかなり力をもらい、今でもそのシーンを思い出しては自分を奮い立たせています。

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離婚を決めると強くなるママが多い
「離婚したいんだけどどう思う?」そんな質問をしてくるママは正直とても弱々しくて「本当にシングルマザーとしてやっていけるの?」と不安になります。
一方、「離婚することにしました、まず何をすればいいですか?」と質問してくるママはみんなすごく強い!
アドバイスを求めた側なのに私が満足のいく回答をしないと反論してくるし(笑)、言うことがどれも筋が通っていて、「この人はきっと子供を幸せにできるな」と感じます。

つまり、離婚を迷っている間は誰だって不安で弱くて危なっかしいですが、離婚を決めればほとんどの人が強くてかっこいいママに生まれ変われるということ。
私も「離婚しよう」と前々から決めていたものの、時に迷ってお酒におぼれたり、夜な夜な泣きながら匿名掲示板に不安を吐露した過去があります。
しかし離婚するために調停を申し込むことを決め、両親に離婚することを話してからの私は強かった。
たまにモヤモヤが爆発して目の前に並ぶ雑貨を駆逐したことはありますが、以前のように「どうしよう…」と涙を流すことはありませんでした。
離婚に対するイメージは未だ”負”の要素が多いですが、離婚というゴールに向かって走り続け、そこから新たなスタートを切った女性はみんなかっこいいです。
(だからバツイチ女性はモテるんだと思います)

弁護士に相談する、離婚後の生活について調べてみる、友達・両親に離婚したいことを話してみる、何でもいいので一歩離婚に向けて踏み出して、その時の自分の感情と向き合って今後を決めてもいいのではないでしょうか。
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【注意】ママ友の前で「離婚したい」を口にするのはやめよう
「離婚しよう」そう決めたとき、心細くて誰かに話したくなるのは仕方ないです。
その場合、本当に信頼できる人にのみ話しましょう。
間違っても友達歴の浅いママ友には話さないこと。
私は友達歴の浅いママ友(私はけっこう信頼していたのですが…)に話して散々だったので、その体験を参考までにお話ししますね。
信頼してたのに…ママ友の言葉で嘔吐しました
私は離婚を決め、離婚調停の2回目を終えたとき、よく一緒に出掛けている気の合うママ友5人に「離婚することにした」と話しました。
しかし、そのうち4人が「離婚しない方がいいよ!」と私を説教。
「旦那さんいい人じゃん」
「子供がかわいそう」
しまいには、
「MASHが完璧主義なのが悪い、旦那さんだって外に癒しを求めるよ」
「そんな気が強いんだから、不倫されても仕方ないよね」
「絶対に保証人にはならないから!」
と責められ、私は家に帰って吐いてしまいました。
一緒にお酒を飲みながら旦那の愚痴を言い合っていた仲なのに、「私はずっと夢を見ていたの?」と一気に周囲への不信感が積もり、彼女たちとも距離を置きたいと思いました。
しかし彼女たちは離婚への興味は尽きないようで…。
あれだけ私をこき下ろしたのに、「今どんな感じ?」「慰謝料もらえそう?」「養育費はいくら?」と質問攻め。
結局私は結婚前から仲良くしてくれた友達に話を聞いてもらい乗り越えましたが、”離婚””シングルマザー”に対する世間の間隔をぎゅっと凝縮した狭い世界に生きていることに気づき、それ以来ママ友には心を開くのが怖くなりました。

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離婚はどれだけ準備をしても心身ともに疲れるもの、せめてタイミングだけは図ろう
離婚はどれだけ相手に非があったとしても、たいへんな労力を要し心身ともに疲弊してしまいがち。
先日まで”永遠の愛”を誓った者同士が憎みあい、罵りあい、争いあうのですから、それは仕方ないのです。
ただ、その負担を少しでも軽くするのに”離婚のタイミング”選び、そしてそのタイミング通り離婚することは非常に効果的。

少しでも心身・そして子供の負担を減らせるようベストな離婚タイミングを見極め、たとえ相手が離婚を急かしても論破し自分の意見を押し通す覚悟を決め強い心で戦っていきましょう。
・・・
離婚は本当に疲れます。
子供たちに心配をかけずに離婚できるよう、どうしてもつらい時は医療機関でカウンセリングを受けるなど自分を労わりながら戦ってくださいね。

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